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創刊にあたって

コラム
2018.1.13

AI新聞の編集長の湯川鶴章です。

これまでフリーランスのITジャーナリストとして人工知能などのテクノロジーを取材してきましたが、このほど株式会社エクサウィザーズのオウンドメディア「AI新聞」の編集長になりました。

オウンドメディアというと、その企業の広告宣伝媒体的な立ち位置で、情報もその企業に有利なものばかりを取り上げるというイメージがあると思います。特に競合他社と同じような商品を出している場合は、自社製品だけをよりよく取り上げるイメージがあります。

しかしAIというテクノロジーの領域は、まだまだ黎明期です。AIベンチャー同士が排他的な競争をするというより、みんなでこの領域を盛り上げようとしているフェーズだと思っています。

なので自社だけにとどまらず、他社の取り組みでも世の中にとって有意義なものに関しては、これから積極的に取り上げていきたいと思います。

AI新聞を通じてAIに関する理解を促進することが、エクサウィザーズだけではなく、AI領域に関連するすべての企業や組織にとってプラスになるのではないかと考えています。

とはいっても、中立の報道機関を目指しているわけではありません。僕は、エクサウィザーズの仲間が好きでエクサにジョインしました。エクサの目指す方向性に共感してエクサにジョインしました。好きなもの、応援したいものの記事を書くときには、どうしても筆に力が入ります。それはAIではなく人間である以上、仕方のないことだし、それでいいのだと思います。エクサへの愛を隠すつもりは毛頭ありません。なぜエクサがすばらしいのか、エクサの目指す方向性がすばらしいのかも、一生懸命書いていきたいとも思っています。

AI新聞の最大の特徴は、最先端ビジネスパーソン向けに、ビジネスに役立つAIの情報を分かりやすく解説するところです。

インターネット上にはAI研究者やエンジニアの論文や技術解説ページが多数存在します。しかしそれらの多くはビジネスパーソン向けには難解過ぎます。

一方で一般メディアのAI関連の記事には、AIが仕事を奪う話であったり、人類を襲うなどのセンセーショナルな話題に偏りがちです。AIが実際にどのようなビジネスに影響を与えるのかを詳しく説明しているメディアは皆無です。

AI新聞では、研究者と一般大衆のちょうど中間、最先端のテクノロジービジネスに興味があるビジネスパーソンにとって、分かりやすいAI情報をお届けしていこうと考えています。

私自身にとっては、エクサウィザーズの一員になったことで、ものすごい専門家のネットワークを手にしたことになります。これからエクサの経営陣やエンジニアなどの人的ネットワークを最大限に利用し、幅広い人たちを取材していきたいと考えています。

編集後記

がんばります。よろしくね(湯川)

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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